本センターは、スマートライフケア社会創造ユニットから発展させて設立し、次の3つの独創的なミッションを掲げる。
- ケアのDXの研究において世界トップの地位を確立する
- 世界的にもユニークな研究組織。
- ケアのデータ収集が可能なツールをすでに製品化。
- 国際的な活動により世界随一の研究を行う。
- ケアのDXの、社会実装の方法論をXD(Experience Design)として研究する。
- 「IT化の遅れ→データが集まらない→成功体験の欠乏→人材不足」という悪循環。
- XD(成功体験の設計)を研究開発することにより、この悪循環を打破する。
- XDは、商品設計やマーケティングの分野でユーザ体験を中心に施行する方法。
- リアルとバーチャルを駆使してケアの最適化を目指す。
- リアル(本当の介護現場)と、バーチャル(VR環境や実験室)の両方を駆使。
- 我々のスマートライフケア共創工房やVR環境。
- 運営者は?
- 九州工業大学からうまれた「ケアXDXセンター」です。
- 何の団体?
- 研究生からは、研究内容が下図の円グラフように「介護」が殆どを占めているので、「介護施設」と言われる事もありますが、『介護・医療分野におけるIT化、DX研究開発を行っているセンター』です。
- ケアXDXセンターとは?
- ITの世界ではDX (Digital Transformation、データとデジタル技術を活用して、サービスやビジネス、業務そのものを変革すること)が潮流となっています。データとデジタル技術を活用して、サービス・ビジネス・業務を改革する事です。
ただ、私たちは、DX、DXと言うだけでなく、実際に成功体験をしていただき、その成功体験をしてもらうための方法論を設計する。
つまり、XD(Experience Design:成功体験の設計)を研究する事が重要だと強く考えます。
このような思いをもとに、国立大学法人九州工業大学では、ケアのXDとDXを研究する「ケアXDXセンター」を打ち立てました。 - 何を提供してる?
- 解決すべき課題を定義し、それを解決するには誰にどんな体験を提供すべきなのかを考えて実施する事です。
XD(成功体験の設計)を研究、デジタル技術とともに開発することにより、介護・医療分野におけるサービス・ビジネス・業務改革を行っていくのが私たち、ケアXDXセンターです。 - 具体的な介護現場の問題点
- 「デジタルがわからない」→「理解できないから不安」→「導入しない」→最初に戻って「デジタルがわからない」の負のループです。
- 介護現場に本当にデジタルが必要か?
- 今の介護業界に「デジタル」は不要だと思います。
- では何が必要なのか?
- ITの事が分かる介護関係者(介護ITインストラクター)の育成し、それ以上にデジタルに対する不安を払拭する事ができる、安心して相談相手が必要だと思います。
- どんな研究をしているのか?
- 1例ですが、介護・医療分野における「ケア」天気予報サービスの研究を行っています。
天気予報のように、高齢者や患者の気分や状態を予測して、その後、起こりうる事故等の予防につなげる事が出来ます。
その事で、介護・医療サービスの質のもっともっと高めることができます。
- 本当のデジタル→DXを体験
- 介護ITインストラクターの専門家チームが、何でも相談対応致します。
一度入力したら二度と転記がいらない、FonLogの柔軟性。
ケアマネージャーやご家族に共有できて評判向上と経営改善。
話しかけると表形式で介護記録される、一歩進んだ音声入力。
LIFEやBCPといった、今後も変わりゆく制度に対応できる拡張性。
「心」をケアする研究を実践することで、職場の雰囲気向上。
世界最先端ケアDX研究事例に触れる・関わることができる。
ケアのDXが進まない3つの理由
- 介護・医療において、DXの研究・学術体系が確立していない。
- DXはデータサイエンスやAIを活用して現実すべきだが、介護の現場ではIT化が遅れているため、データが集まらない。
- そもそもDXとケアの両方がわかる人材も少なく、成功の方法論が少ない。
世界的な研究拠点掲載に向けての戦略
☆ケアのデータ収集ツールFonLog
☆我々が持つ介護・医療の分析可能データ
☆高解像なセンシングができるスマートライフケア共創工房
といった武器を生かして
- 国際会議の主催と国際コンペティションを主催
- 我々のデータを生かして、国際コンペティションを開催する(HASCA, ABC Challengeなどの実績)
- 既存のハイインパクトなジャーナルにも投資し、可能性を高める(ACM IMWUTなどの実績)
- 社会実現の方法論を研究するだけでなく実践する
- UI、UX、ゲームデザインといった情報科学分野や、マーケティングの知見を集め、XDを研究・実証
- その方法論を適用してDXの普及およびデータを拡大し、ケアのDXの研究拠点となる。